after rain 〜虹を待ちつづけて〜

「終わったぁ~…。」


侑が床に寝転んだ。


「疲れたね~。あ、なんか飲み物持ってこようか?」


「うん、なんかちょうだい。のど渇いた…。」


私は1階に降りて台所の棚を覗いた。


「あ、ココアがある!」


「ん?ココア飲むの?さっきお湯沸かしたからこれ使いなさい。」


と、お母さんが来てヤカンを指した。


「じゃ、ココアにしよっかな。」


私は2人分のココアをいれた。