「友達できるかなぁ…」 「何言ってるのよ、ゆずきは。 大丈夫よ。それより、早くご飯たべちゃって?」 ドキドキする気持ちと、不安な気持ちを 抱きながら、私はご飯を食べて、 荷物を確認した。 「忘れ物は…なさそう!」 …大丈夫だ…。 頑張れ、ゆずき! 自分に言い聞かせて、 玄関の扉を開けた。 「ふぅ…。行ってきます!」 私はそう言って、家を出た。