鏡の国のソナタ

「うひゃぁぁぁぁぁぁっっ!」


素奈多は、布団をはねのけると、とんでもなくあわてたオーバーアクションで身を翻し、その弾みで足を踏み外してベッドから転がり落ちた。


「あうあうあうあうあう……」


言葉にならない声を発しながら、腰を抜かしてベッドの上を指さす。