鏡の国のソナタ

「がまんできないクランくん。このままパーティでオッケー? それとも早く二人きりになりたい?」

成り行きで野獣のプロポーズを目撃してしまった金髪美女が、からかうように言った。

クラッカーを鳴らした同僚たちが、歓声をあげる。

素奈多は恥ずかしそうに頬を染め、クランを見上げた。

クランは、素奈多の頭をぐいっと抱き込んで、ニッと笑った。