鏡の国のソナタ

「ん」

コツンとおでこを合わせた。

「愛してるわ……。あなたが何者でも、これからどんなことがあっても、ずっと……」

クランは、ふっと微笑んだ。

どちらからともなく、唇を寄せ合う。

誓いのキスからきっかり七秒後、廊下にクラッカーの音が鳴り響いた。

いつのまにやら、ギャラリーが二人を取り囲んでいる。

クラッカーから飛び出した紙テープを頭にひっかけながら、クランと素奈多は互いの顔を見合わせて笑った。