「きゃー! スケベっ! 変態っ!」

開けたとたんに、悲鳴と怒号が絡まり合ってぶつかってきた。

大声でわめきながら、素奈多はシャワーでクランを攻撃する。

「わー! 待て待て待てっ!」

頭からずぶぬれになったクランは、あわてて廊下に転がり出た。


バスタブに肩までつかり、ぜぇぜぇいいながら、首から上だけ出して素奈多はクランの様子を伺った。