全力で舞い、布団にはいったのは深夜だった。 動いた身体はまだ熱をもっていて、中々眠れない。 暗闇に慣れた目で天上のなっちゃんのポスターを見ていると 何故か昼間の相田夏子が浮かんだ。 あのときの不思議な気持ちは はじめてじゃなかった。 昔、どこかで… そして俺は思い出した。 そうだ、 『なっちゃんのライブに初めて行った…あのときと同じ気持ちだ。』 明日、相田さんに直接謝らなくちゃいけない。 何故だか急にそう思った。