―杏side―



辺りを見回すとベンチに悠哉が座って何かを考えている。



私は悠哉に近付いた。



すると急に悠哉が立ち上がり


「ちょっと話がある」



そう言って私の手を握って観覧車の方へ歩き出した。



何の話しだろう?



私も悠哉に気持ちを伝えなきゃ。



私達は手を繋いだまま観覧車に乗った。



1回目と比べて周りのイルミネーションが綺麗になっている。