「よっ!今日の杏もカワイイな」 俺!なに、余裕ぶってんだ。 ―ぶんぶん― 俺は頭を左右に振った。 杏の顔を見ると凄くニヤニヤしている。 よっぽど嬉しかったのかな? 「ほら、ニヤニヤしてないで行くぞ」 杏の手を握りしめ歩き出した。 つい昨日までは手を繋ぐ事なんてありえなかったのに今はこうして杏と手を繋いで幸せだ!