彼女は動く気配すらなく,ただ真剣にステージのほうを見ている。 そっか,関係者だったんだな。 悪いけど・・・ 曲のせいじゃない。 いい歌詞だからじゃない。 彼女の姿から目を離せない俺の鼓動は,どんどんどんどんスピードを増していった。 ドクンドクンドクンドクン 耐えられない・・・・・ そう思った俺はドアをゆっくりと閉め,下へと続く階段へと向かう。 階段を2,3段下りたところで,俺は腰をおろした。 初めて女がかっこいいと思った。