闇と光 弌【完】


「へぇ…庇うんだ?」

「庇ってなんかない」

庇ってなんか…

「愛莉には手を出すなっつっただろ!」

赤城は、冬夜を睨み付けながら低い声で言った。

「まだ、喋る余裕があるんだな。

流石、No.1の総長様だ」

「ふっ(笑)こんなんが効くとでも?

ナメられたもんだな(笑)痛くも痒くもねぇよ(笑)」

赤城の、その言葉に

「チッ…喋れなくなるまで殺れ」

冬夜は、そう言い部屋から出た。