「頭、狂ってる…」 私が、そう言うと 「あ゛?」 気に入らなかったのか、一瞬で不機嫌になった。 「おかしいでしょ。一方的に殴られてるの見て 面白い?ちっとも面白くなんかない!狂ってるよ…」 そう言うと 「おいっ!調子乗んなよ?」 私の髪を掴み低い声で、そう言った。 「殴りたいなら、私を殴れば? 私は、いくらでも殴ればいい。 でも、赤城は関係ないでしょ」 私は、冬夜を睨んだ。