闇と光 弌【完】


「頭、狂ってる…」

私が、そう言うと

「あ゛?」

気に入らなかったのか、一瞬で不機嫌になった。

「おかしいでしょ。一方的に殴られてるの見て
面白い?ちっとも面白くなんかない!狂ってるよ…」

そう言うと

「おいっ!調子乗んなよ?」

私の髪を掴み低い声で、そう言った。

「殴りたいなら、私を殴れば?

私は、いくらでも殴ればいい。

でも、赤城は関係ないでしょ」

私は、冬夜を睨んだ。