「俺、隣り町の方まで行ってみるゎ!」 「ちょっと待て!隣り町って俺らが行ったら喧嘩売りに行くようなもんだぞ」 椎の言いたい事は、よくわかる。 けど… 「悪ぃ…俺このまま、あいつの事見捨てんの無理なんだ…」 「はぁ…わーったよ!ただし無茶はすんなよ?」 「サンキュー」 俺は、椎に礼を言って隣り町に向かった。 「…頑張れよ」 椎のその言葉を背に。