やっぱり、外見しか見てねぇんだ。

私は、憧れられるほど凄い人間じゃない。

私は、私は…

「強くなんかねぇ」

「おい!愛莉!」

私は、倉庫を出た。

と言うより逃げた。

みんな私の事なんか、なんも知らないくせに…

憧れる?

私は、憧れられるような人間じゃない…

強くもなければ、最強でもない…


私は…



『弱い』