「るせぇ。ってか、もう日にち変わってんな」 ってことは、今日愛莉退院か。 退院の日に会えないなんてな…。 「流星、愛莉ちゃん退院したら小野田の家に住むらしいぞ」 ずっと黙ってた直輝がそう言った。 「まぁ、当たり前っちゃ当たり前なのかもな」 当たり前か…。 「結婚なんか、絶対させねぇ。愛莉は俺のだ。誰にも渡さねぇ。絶対に」 渡してたまるか。