「みんな心配してたんだし、それくらいいいんじゃね?」 ま、確かにな。 「よし、みんなで行くか」 俺の言葉に 「じゃ、みんなに言ってくるよ」 そう言って部屋を出た。 「流星…」 部屋を出ようとする俺を直輝が呼び止めた。 ん?行かないのか? 「直輝も行くぞ」 「あ、あぁ」 俺の言葉に直輝は返事をし、俺達は部屋を出た。 この時、俺が直輝の異変に気付いてれば…。 あの時、直輝の言葉を聞いてから電話に出れば…。 あんな事には、ならなかったのにな……。