闇と光 弌【完】


「あの、すいませんが出て行ってもらえます?」

今まで黙っていた流星が、いきなり口を開いた。

「はっ?」

流星の、その言葉に親父は目を見開いて流星をみた。

「二人の時間を邪魔されたくありませんし、今、愛莉は必死でリハビリを頑張ってます。正直あなた達がいると邪魔で仕方ないんですよ」

流星は、そう言って笑った。

けど、目は全然笑ってない。