「あの、すいませんが出て行ってもらえます?」 今まで黙っていた流星が、いきなり口を開いた。 「はっ?」 流星の、その言葉に親父は目を見開いて流星をみた。 「二人の時間を邪魔されたくありませんし、今、愛莉は必死でリハビリを頑張ってます。正直あなた達がいると邪魔で仕方ないんですよ」 流星は、そう言って笑った。 けど、目は全然笑ってない。