闇と光 弌【完】


「…久しぶりだな、愛莉」

そう言って、少し笑った。

「気安く呼ぶんじゃねぇ」

その声で、私の名前を呼ばないで。

「もう…帰って」

私の消え入りそうな声に親父は

「愛莉…」

顔を歪めた。