ご褒美をあげる約束をしてから、翔はさっきのが嘘のようにスラスラと問題を解いていく。
海斗の方は、もう終わりそうだ。
友理奈は死にかけだ。
教えるのにそうとう苦労したんだろう(苦笑)。
「「終わった~~」」
海斗と翔はほぼ、同時に叫んだ。
私と友理奈は
「「頑張ったね」」とお互いを褒めあった。
疲れた~~!!
勉強が終わったのは、夜の10時30分。
何時間、勉強していたんだろう?
私が計算していると翔が
「夜遅いし、皆俺の家泊まって行ったら?」
と聞いてきた。
「いいな!泊まろ!」
と海斗が言った。
私と友理奈は「「うん!」」と言った。
「じゃあ、夏花たちは俺の部屋の隣使って!」翔は私達にそう言った。
隣の部屋は翔のお姉さんの部屋らしい。
今は、一人暮らしをしているみたいだ。
私と友理奈はまず、お姉さんの部屋に行くことにした。


