「残りの人って誰かな~?」
私達はウキウキしていた。
それもつかの間、私達の所に来たのは優真くんと朝に海斗を呼び出した女の子だった。

私達は気まずい以上のものはない。
しかも、友理奈の隣は優真くんで海斗の隣は女の子という最悪な、席替えになってしまった。

「まじか..」
「ウソやん..」
友理奈と海斗はほぼ同時に呟いた。
はぁ~~↓最悪..後で皆に謝らな..。

「じゃあ、今から数学を始める!」

はぁ~、先生の声なんて頭に入ってこないよ~..。

ん!?友理奈が海斗に手紙回してる!!
何て書いてあるんだろう!?
ひゃ~!!気になる~♪
私こういうの大好きなんだよね~❤

「..した..坂下!」

「ふぇ!?」

「ふぇ!?じゃない!問3を答えろと言っているんだ」
分かるわけないやん..(汗)
千夏は..寝てる~!!


「おい!須藤、瀬川何で笑ってる!」
友理奈と海斗?

「先生、髪の毛ってヅラですよね?」
友理奈が先生に聞いた。
えっ!?そうなん!?

「アハハハ」
私は思わず笑ってしまった。

先生は赤い顔のまま私達に
「坂下、須藤、瀬川3人とも廊下に立っとけ!」
そう言った。私達はおとなしく廊下に行った。

「まさか、登校日2日目で廊下に立たされてしまうとは..」
友理奈はそんな事を言ってる。

そうだ!海斗に朝の女の子に何話してたか聞こう!

「なぁなぁ、海斗!今日の朝女の子と何話してたん?
私が聞くと海斗は「友理奈に聞いてくれ..」とても小さい声で言った。

「OK!なぁ、友理奈。海斗って女の子と何の話したはったん?」
友理奈は真顔のまま、ありえない事を言った。