「真帆‼
古典の教科書、貸せ‼」


友達と、明日に迫った
バレンタインに盛り上がってた私。

そこに、裕太が来た。


「はぁー?
友達に貸してもらえばいいじゃん。」



私は、そう言いながら、
スクバを開けて、教科書を取り出した。


「はい。」

「サンキュー☆」


裕太は、そう言いながら
私の手にあった教科書を奪って、
いなくなった。

教科書を取る瞬間、
手が触れたんだよ、バカ。