それから俺は まともな職を探し始めた。 ユウも初めは自分も働くと 言ってくれていたが 俺が断ったんだ。 俺の生活の中心は ユウの看病だったから。 どんなに大変でも 帰ったらユウがいると思えば 頑張れる。 ユウには常に家にいて欲しい。 だって俺がまだ 学校に行っていた時、 悪天候が原因で 緊急下校しても ユウは笑顔で 待っていてくれたから。 働くのは俺だけがいい。