そしてユウは15歳という若さで死んだ。
それでも言われていた余命より
5年も長く俺のそばにいてくれた。


俺の生活の中心にいた幼なじみが死に、
俺は通常の社会生活を送らなくなった。


本当はユウのいない学校なんて
行きたくなかったけど
ユウが学校の話を聞きたがるから行ってたんだ。
そうじゃなかったら俺はずっと
ユウのそばでユウを看病してた。


でももう、ユウはいないんだ。


ユウのいない生活は俺にとって
なんの価値もなかった。


俺の生活の中心はユウだったから。