コンコン ドアがノックされる音に悠斗の動きが止まり、扉の外から声が聞こえる。 「悠斗さん。出てきてちょうだい。 桐生楓さんがみえているの。」 「桐生楓??」 思いもしない訪問者に疑問を感じながらも、行為を邪魔されたことに苛立ちを覚える。 「ちっ」 一度葵に目を向けると、“ちょっと待っててね”と頬にキスをおとす。 服を整えながら扉に向かい、一つ息を吐く。 扉を開けると、そこには青ざめた顔をした母である海藤燈子の姿と、その後ろに桐生楓とその付き人であろう男が立っていた・・・