彼女だって、すぐ分かった。 あたしだって、そこまでバカじゃないし。 『彼女、リョウコ。』 アツシの言葉で、後ろからひょっこり彼女が、姿を現した。 お母さんが言ったとおり、ふわ〜っとした感じの あ、モテるだろうな。 って一瞬で見抜けちゃうくらいの カワイイ、ひと。 『わ〜☆初めまして!! …だけど、初対面の感じがしないわぁ。 さっきね、あっくんに小さい頃のアルバム、見せてもらったの。』 −−−−−あっくん。 なに その呼び方。