「それに! 横田くんが近くにいるときのココちゃんは、最高に可愛いから。」 「……。ありがとう。」 「いーえ!」 まったく。何、話してるの!二人とも! 「もー!二人とも!早く帰らないとチャイム鳴るよ!」 ぷくーっと、頬っぺたを膨らますと なおとくんは、ぷっと吹き出して笑い 「帰ろう!」 と、言った。 私と横田くんとなおとくんの三人は、並んで教室へと足を進めた。