玄関からは 憂に着いていって、 リビングに来て 言葉を失った。 食卓に並ぶ色鮮やかなおかずに、 ちらし寿司。 うまそー、 つか、なんで? 「ハッピーバースディ、陽希!」 疑問を感じてるときに、 隣で満面の笑みで笑いながら そう言った憂にようやく 意味がわかった。 そっか、 今日俺の誕生日だ……! 今の今まで忘れてた。