「・・・・・。」


「・・・・・。」


「・・・・・。」


静寂が部屋を漂う。


余りの静けさに、たまらず声を上げたのはコウリュウであった。


「コクリュウお前、俺に真実をと呟いていたが、どういうことだ?」


清らかに澄んだ声が疑問をまとい、かつての同僚であるコクリュウに投げかけられる。


「そうだな。
そろそろ理由を、聞かせてもらおうか。
コクリュウ・・・そなたの返答如何によっては・・・。
分かっておろうな。」


低く響く低音で、ハクリュウも威厳のある声を流した。


「はい。包み隠さず。
ですがその前に、お伺いしてもよろしいでしょうか。
ハクリュウ王陛下が生きておられた事、この上なく感無量なのですが、なぜ崩御されたなどと・・・?
コウリュウ・・・いえ、竜王陛下はご存知だったのですか?」


「コクリュウ、今は呼び捨てで構わない。
堅苦しいのは、抜きにしよう。」


ふっと、コウリュウは笑みをこぼした。