コウリュウの当然の質問に、コクリュウは慌てて口元を押さえると、2・3歩後ずさり、更に頬を赤らめた。
「な・・・なんでもございません。
なんでもないのです。
私は別に、ヤヨイ様の笑顔を見て、照れているのではないのです。」
「・・・・・・・・・・。」
「あっ・・・いえ!
違います!
違いませんが、ち・・・違います!
いえ・・・その・・・私は・・・!」
うろたえるコクリュウに、コウリュウは大きくため息を吐いて、今度はポンポンと両肩を叩く。
そして、厳しい口調でピシャリと言った。
「ヤヨイだけは、絶対にダメだ。」
「そんな大それたこと・・・!
私はただ、ヤヨイ様の笑顔が・・・。」
「いや、ダメなんだ。
“そんな事”と思うだろうが、ヤヨイに興味を持とうものなら、兄上に抹殺されてしまうぞ。」
とても真剣な表情で、アドバイスをするコウリュウは、真面目にコクリュウを心配している。
それにヤヨイに対する想いの芽は、早く摘んでおかないと、厄介事が増えてしまうではないか。
「な・・・なんでもございません。
なんでもないのです。
私は別に、ヤヨイ様の笑顔を見て、照れているのではないのです。」
「・・・・・・・・・・。」
「あっ・・・いえ!
違います!
違いませんが、ち・・・違います!
いえ・・・その・・・私は・・・!」
うろたえるコクリュウに、コウリュウは大きくため息を吐いて、今度はポンポンと両肩を叩く。
そして、厳しい口調でピシャリと言った。
「ヤヨイだけは、絶対にダメだ。」
「そんな大それたこと・・・!
私はただ、ヤヨイ様の笑顔が・・・。」
「いや、ダメなんだ。
“そんな事”と思うだろうが、ヤヨイに興味を持とうものなら、兄上に抹殺されてしまうぞ。」
とても真剣な表情で、アドバイスをするコウリュウは、真面目にコクリュウを心配している。
それにヤヨイに対する想いの芽は、早く摘んでおかないと、厄介事が増えてしまうではないか。