え…


「ごめん。
 ホントごめん。」


そう言って翔は出て行った。






うん、わかってたよ??

振られることぐらい。



今まで優しくしてくれたのは



  "親友の関係"




だからだったんだね…。


ホント私バカみたい。

なに一人で両想いなんて
舞い上がってるんだろう??


翔にはそんな気、全くないのに。



「あははは…
 っう…ひくっ…」


………じゃ、なんであんなに
優しくしたの??


遊びたいだけ??

いつもの意地悪??

からかっただけ??



……でも嫌じゃなかった。




こんな中途半端な自分が大嫌い。





この日から翔と話すことはなくなった。

電話もメールも…全て。