空から舞い降りた天使

「今度の休みに久しぶりに
どこかに出かけない?」



「ごめん、今度の休みは、
大会の審判があるんだ。」


「いつもそうなのね。」



「仕方ないだろう。」




「あなたに前から言おうと
思ってた。」



「何を…?
僕だって、仕事なんだ。」


「仕事、仕事、先生、先生
って、いったい…何?」



「ミハルが何をいいたいの
か、さっぱりわからない…」




「あなたは、私のことなん
か、何にもわかってないの
よ。」




「ああ、何にもわからない
ね。」




「あなたは、いつだって

そうなのよ…」