「静かに、今日から新しい先生がこられています。」




「初めまして、中田ミコです。びしばしやります。よろしくね。」




「兄貴のアルバムで見た、先生そっくりやん。」



「えーと、あなた失礼ね。名前は?」




「桜、拓人。」



桜…?




「そう、アタシは以前この学校で教師をしていた、中田亜子の妹です。」




「やっぱり」




あなただって、そっくり。

家にあるアルバムがあなたのお兄さんで、いっぱいだから。