「あかね、さぁ、着いたよ。」 「うぁ〜綺麗。 先生、綺麗。」 そこには、宝石箱を開けたようなキラキラした輝きと オレンジ、ブルー、グリーンの色彩が交ざりあい、まるで、音を奏ているような、そんな錯覚に陥る。 「あかね、綺麗だね。」 「先生、夜景ってこんなに綺麗なんやね。」 二人は夜景をただただ見つめ、長い時間の沈黙が続く。