【柊side】


授業中にメールが来た。


相手は、俺の彼女である杏。


神田 杏月、俺の溺愛する彼女だ。


好きすぎてやばいくらいあいつが好き。


そんな杏からのメールを喜ばないわけがない。


最近はメールがなかったから、尚更嬉しくて、俺は急いで開いた。


そして、嬉しかった気持ちは一気に萎(しぼ)み、

変わりに悲しみの底へと突き落とされた。


受信された内容のメールは、






゛別れ″



だった。