「大丈夫か?」 「だ、大丈夫!あ、鞄」 「いいよ、これくらい俺が持つから」 「ふふっ、ありがとね」 それから、俺と麻耶は兄ちゃんが帰ってくるまでノートを写していた。 その間俺は考えていた。 本当に馬鹿だけど… 麻耶から離れたら駄目だとわかった。 それは、幼馴染みとして。 小さい頃、両親の事故を目の前で見た俺ら。それを支えてくれたのが、兄ちゃんや姉ちゃん…そして麻耶だった。だから、今度は麻耶が落ち着くまで俺は麻耶を支えるよ。