ふんわり初恋





「若、顔赤いけど大丈夫?熱でもあるんじゃな…」

「う、ううん、大丈夫」

あー、どうしよう。りっくんに気付かれてしまった


でも、熱だと思ってくれたみたい


それに、大丈夫って言ったのに心配そうにこっちをまだ見てくれてる


りっくんに見られてると思うと余計に顔が赤くなってしまいそう…


「じゃあ、私ら2人で飲み物でも買ってくるよ!
若奈の頭冷やすのにちょうどいいでしょ?
行こっ、りんりん」

「うん、そうだね、休憩がてら行ってくるよ」


一連のあたしとりっくんとの会話を見ていた沙羅が言い出した

さらに、りんりんと何かの合図をとるかのように目を合わせている



えっ、ちょっと待って待って、今りっくんと2人きりになんてなれないって!


「おー、頼んだ」

りっくんはお金渡して飲み物頼んでるし

「じゃあねー、若奈」
『ガラガラ』

と言って教室を出て行ってしまった


しかも、出る間際に小声で頑張れって言ってたような気が…


頑張れも何もこんな顔赤くて2人きりなんてムリだよ!