ふんわり初恋






「ふーん、そっかぁ〜!

やっと、若奈も恋する季節がやってきたのかー」



「もう、大げさすぎだよ、てか、声大きい…」


沙羅と屋上でお弁当を食べながら、りっくんの事を話した



「んー、まあ、頑張れ!」


「えー、それだけー?」


「だって、あんたらほっといてもうまくいきそうなんだもん」

沙羅は笑いながらお弁当の唐揚げを頬張る。


「んー、でも、あの女の人とはどういう関係なんだろう…」

「それは、私にも分からないけど、本人に聞けるようなら聞いちゃった方が早いよねー」


「簡単に言うけど、そんな上手くいかないよ…」


「ごめんごめん、そんなあからさまに泣きそうな顔しないでよ、若奈

私はね、若奈がそうやって恋して悩んでる姿を見るのが嬉しいの」


沙羅はお姉さんみたいな表情をしながらそう言った


「若奈、今まで自分から恋愛したことないからさ、恋愛相談されるのも初めてだし」


「そっか、そういえば、これがあたしの初恋だな…」