ふんわり初恋






『キーンコーンカーンコーン』


1時間目の授業の始まりのチャイムが鳴った



はぁー、結局聞けなかったなー


ひろぽんとりっくんが戻ってきたのは朝のホームルームが始まるギリギリだったから、また、聞けなかった

1時間目も体育で、すぐに着替えなきゃなので、もちろん聞けてない



「なーに、ため息ついてんの?んー?言ってみな」


「いや、その顔やめて沙羅」


沙羅がまた、ニヤニヤして聞いてくる

もう、何度言ったらこの子はこの顔をしなくなるんだろう?


「ごめんってば、本気で嫌がらないでよ〜」

「嫌がってない、ないから、くすぐるのやめて〜」

沙羅にくすぐられながら必死に言う。

今は体育の時間だけど、先生が出張でいないらしく、みんなバスケの自主練をしている

自主練と言っても、みんな遊んでるようなもんだけど


まあ、女子の半分はあたしと沙羅みたいにおしゃべりしている