「隣よろしく。」 りっくんが席に着いてから小声で言った。 「う、うん!よろしくね。」 「あのさ、全員あだ名ついてんの?」 「うん、そーだよ。」 「そっか、面白いねここのクラス。」 りっくんが笑った。 ドキン。 まただ、また心臓が鳴った。 何なんだ、ドキンって… 初めてだ、こんな気持ちはじめてだ。