***** 「西中出身、水野 真音です。よろしくお願いします。」 ああ、やっぱり真音だ。 ちなみに今はクラス内での自己紹介中である。 僕らは同じクラスで、しかも隣の席。 運命!?って赤面するほど僕はガキじゃないけれど、やっぱり嬉しかった。 僕は自己紹介中、真音に話しかけるべきか、ずっと迷っていた。 話しかけて無視されたら、けっこう辛いしな…。 それにさっきだって、話しかけてほしくなさそうだったし。 結局、勇気のない僕は真音に話しかけられず休み時間になった。