ー 「諸君、おはよう!」 「あ、部長。おはようございます」 「稲瀬の奴はどうしたかね?今頃泣きながら謝る準備でもしているか?まぁ、奴が可愛く謝罪の一つでも出来るのなら俺も許してやらないことも…」 「資料なら出来てますよ。ほら」 「ってえぇ!?本当に出来たのか!?」 「だから言ったじゃないですか。椎菜ならやってみせるって」 「っ〜…ふん!!」 「…ま、今回は心強い助っ人もいたみたいですからね」 見つめた先には、ロビーのソファにて寄り添い眠る、椎菜と田口。 (…幸せそうな寝顔しやがって)