ロンリーファイター




驚きそちらを見る私たちに、3人は同じく驚いたようにこちらを見る。



「って…あれ、」

「お…お取り込み中、でした…?」

「ていうか涼平…お前、彼女…?」

「っ〜…ちっ違います!!彼女じゃないですし全く取り込んでなんてないですから!!」



そんな気まずい空気に耐えきれず、私は荷物を持ち玄関へ向かう。



「あっ、椎菜さん…」

「田口くんごちそうさま!じゃあまた!!お邪魔しました!!」



そして引き止めかけた彼に見向きすることなく、逃げるようにバタバタとその家を後にした。



「……」