「じゃあ、もう行こっか。」
「うん。」

次は、いつ和也先輩に会えるのだろう。
ほんの少しの時間だったのに、先輩のことが頭から離れない。

「お腹すいたー。」
「そうだね。早く行ってパン食べよ!」

そんな会話をしながら私たちは、先輩たちの横を通り過ぎた。
不意に、和也先輩を見てしまった・・・
楽しそうだな・・・
私もあの中に入って、先輩と話したいな。
叶わないってわかってるんだけどね。