「油断しないで。好きだって告白してきた男だよ?僕は」 ツーッ 「あ」 翔太くんににっこりと微笑まれ、先ほどキスされた場所を人差し指で軽く撫でられた為、私から変な声が出る。 は、恥ずかしいっ!! 「僕のこと、甘く見ないほうがいいよ?」 「………っ」 私を捉えているのは男の人だ。 愛おしい家族でも、友達でもない。 私を異性として見る男の人。 ドクンッドクンッドクンッドクンッ 心臓がうるさい。 このままじゃ私の死因は翔太くんになってしまう。