「美紀……、落ち着いた?」 「うん」 落ち着きを取り戻した私の様子を見て、翔太くんが甘い甘い優しい声で私に声をかけてきたので私はゆっくりとそれに答えた。 わからないままでいい。 この関係が1番きっといい愛のカタチだから。 翔太くんに体を預けたまま瞳を閉じる。 こんなにも落ち着く場所がこの世にあったんだ。