「大丈夫。僕がずっと側にいる。1人じゃないよ。だから......」 可愛らしくて、甘い声は私に安心感を与えていく。 ああ、何て落ち着くのだろう。 私を大切にしてくれていることが痛いほど伝わる。 「頼って」 まるで切ないラブソングを歌っているかのような切ない透き通った声で。 翔太くんはそう言った。 『お前の愛と俺たちの愛は違うんだよ』 奏くんの言葉を思い出す。