「俺らはどうやら白みたいだな。出し物は何にするんだろ?」
祐希くんから白と言う言葉が出て、ホッとする。
赤は嫌いだ。
みんなが一緒にいてくれても吐き気がする。
「出し物はZEROの提案で....」
前に立つ司会者らしき人がおどおどと何か言っている。
あの子、芸能科だよね?
かっこいいけど、華がないと言うか、芸能人っぽくないって言うか.....。
そう!!
「芸能人の癖におどおどしすぎ!!」
ビシッ
おどおど美少年を指差す私。
周りから刺さる視線。
こっ心の声が漏れた!!
「あっ!!すっすみません!!すみません!!」
おどおど美少年はペコペコと私に頭を下げる。
「いえ!!こちらこそ失礼なことを言ってすみません!!」
私も急いでペコペコ。
周りから見たらさぞ、変な光景だろう。



