「うるせー。黙れ」 「「っ!!?」」 私と千尋くんの口論に入って来たのは超不機嫌そうな奏くん。 艶やかな黒髪。 切れ長の瞳。 出会ったときから彼は怖いのです。 「お前は黙って夕陽ヶ丘に転校すればいいんだよ」 ギラリと奏くんの瞳が光る。 うぅ。 「はい」 こうして私は超有名男子校、夕陽ヶ丘学園に転校することになった。