そして、放課後。
「祐希くん!!さっきのダンスすごかったよ!!」
「まーな。あれくらいは出来るように教育されてっから」
私たちは今、2組のクラスにいる。
何故か芸能科の人たちはグループごとに1組と2組の教室に別れていた。
ちなみに、1、2組が芸能科、3、4、5、6が体育科、7、8、9、10が普通科。
うん、すっごく多い。
ZEROとしてこのクラスに集まったのは祐希くんと私のみ。
雪斗くんと千尋くんはお仕事に行ってしまった。
「ねぇ?何でこんなところにグループごとで集まっているの?」
私は不思議に思ったことを祐希くんに質問する。
祐希くんは大家族の長男だけに説明が上手だ。
いつもわからないことは祐希くんが教えてくれる。



