「奏くん!!」 私の腕を引いたのは奏くんだった。 「奏くんの女なのな〜」 奏くんを見て、面白そうに目を細めるオッドアイさん。 「だから!!女じゃな.....」 「コイツは女じゃねぇ」 オッドアイさんの言葉を否定しようとする私の台詞は奏くんの不機嫌そうな声によって遮られる。 まー私の主張をちゃんと伝えたのでよしとしましょうか。 「けど.....」 ギュッ 「へ?」 奏くんに後ろから抱き締められる。 なっ何?この状況?